Light RTM(L-RTM)とは
1.工法
Light RTMとは型に強化材を設置後、真空吸引で型締めを行い型内を真空にした後、製品の周りから混ぜ合わせた樹脂・硬化剤を注入し、製品の中心で真空引きする工法です。
樹脂が硬化するまで真空引きを行います。
2.樹脂
樹脂は不飽和ポリエステル樹脂・ビニルエステル樹脂・フェノール樹脂・エポキシ樹脂など多品種に及び、必要に応じて顔料、充填剤、水酸化アルミ、炭酸カルシュウムを組み合わせることが出来ます。
3.強化材
強化材は主に樹脂流れの良いプリフォームの要らないガラス(ロビコアー、コンビフロー)、カーボン、アラミド、もしくは複合したそれらの材料が使えます。
4.成形手順の概要
1. 強化材を設置後、型の外側(フランジ部)を真空吸引によって型締めを行う
2. 型の中央より型内を真空に近づける
3. 成形機より樹脂と硬化剤を混合させたものを注入する
4. 余分な樹脂は型中央のポット(Catch Pot)に溜まる
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